2011年4月24日日曜日

ほしいもの有松雪花絞りよ vol 2

















後半です。

そもそも有松絞りは門外不出
一子相伝の北斗神拳でして
あんまりペラペラ技法を教えないし、
見せません。 これ 基本!

今回は惜しみもなく6時間もみっちり拝見しましたよ!
伺うは ㈱張正さん。

有松絞り伝統工芸士でらっしゃる
3代目の鵜飼良彦さんと鵜飼正巳さんのお店。

















鵜飼ファミリーのみなさん本当にありがとうございました。

特にこの度の雪花絞りの行程を丁寧に教えて頂きました。
自分でやっている絞りがこうやって出来るんだ―と
ため息吐息・・

今回私がやっている絞りは大柄なのですが
良彦さんは世界でただ一人、小柄雪花絞りができる方。

他の方にはできない技術。すごかったなー


















お昼を食べて染めの現場に。
たたみ終わった三角柱を染めていきます。

三角のどこを染めるかで 形が変わります。
知らなかったのは今回の柄全て同じ形のたたみだったこと
あんまり詳しく言えませんが 守秘義務がございまして

底辺を染めると 六華(今回の柄名画像で左の地色藍)が
頂点を染めると 撫子(今回の柄名画像で右の地色白)が



















そして三つの頂点を違う染料で三回染めると 三段ぼかしに
知らんかった―なー

三角柱を染料に入れ、毛細管現象で生地に染料が吸い上げるところはもう圧巻!
たぶん二度と見せてくれないやろなーと思いました。その画像はNO!です。

そのあと水洗。水槽に入り余分な染料を素早く洗い流します。
たたまれている三角柱を解きながらなのでスピード勝負。





















広げると紺色の柄が・・って色が違う!黄色やん。



















そうこうしているうちに、みるみる藍色へ変化
びっくりしますわぁ―張正さん。

水洗が終わるととなりの綺麗な水槽へ移します。
レンガ色の雪花絞りがユラユラ揺れている様子は
ニシキコイのような美しさでした。

















ここまで書いたら、また怒られるかな―
なにはともあれ有松雪花絞りの真髄を拝見し堪能いたしました。

六月初旬の本紙が楽しみです。
うふふふっ~サザエさん風



















最後に張正さんのみなさん本当にありがとうございました。
頑張って売りますからねー 

N誌のS編集長ありがとうございました。

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